NY連日史上最高値でも17000円に届かず87円高
6日のNYダウは69ドル高で連日の史上最高値更新。NASDAQ総合指数は17ポイント上昇で反発した。注目のECB理事会は金融政策現状維持ながらドラギ総裁は記者会見で「非伝統的手段も使う」「事務方に準備を指示した」と追加金融緩和に意欲的な姿勢をみせた。年明けにもユーロ圏の国債買い入れか?と期待を集めヨーロッパ市場は堅調。雇用統計発表を前に新規失業保険申請件数は27.8万件で市場予測を超える改善をみせマーケットのムードを明るくした。GEが2.1%、マイクロソフトが1.8%、ホームデポが1.6%上昇。クアルコムは増収増益でもEPSが市場予想を下回り8.6%下落。7日朝方の為替レートはドル円が115円台前半、ユーロ円が142円台後半で、ECBの国債購入期待による債券高でユーロは安くなっていた。
CME先物清算値は16945円。衝撃の「日銀ハロウィン緩和」から1週間目の日経平均は141.56円高の16934.04円で始まる。TOPIXは1360台を回復して開始。午前9時40分頃までは16900円台を維持したが、その後は16800円台後半で伸び悩み9時48分に16858円まで下げる。上海はプラス、香港はマイナスで始まり、10時30分前後に16900円台に上昇するが取引開始直後の高値16938円は抜けられない。利益確定売りの金曜日にアメリカ雇用統計の発表待ちが加わって上値を追いにくい。10時台のうちに16800円台に戻って前引けは16865円。TOPIXは前場はずっと1360台だった。